2023.03.19
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経営コラムを依頼頂きました。

経営者団体が発行するコラムに掲載していだくことになりました。

株式会社クリーニング・センターおさき

代表 尾崎勝浩

 

・地域課題をビジネスチャンスに

地域には多くの課題が山積しています。いくつもの人や団体が課題解決に向け取り組みをしています。しかしながら、三田市は加速度を伴って人口減少化社会を迎えることが現実で、さらに多くの課題や、今私たちが魅力だと感じている物事が、なくなっていく事が危惧されています。現に、多くの賑わいの創出であった誓文払いや、花火大会なども中止となっています。市民病院も移転となります。

もちろん行政や政治家の方々も努力をされていますが、人口も減り税収も減りとなると、課題解決にむけての取り組みも制限を余儀なくされます。

 

各団体への市からの助成金も減少しており、いままさに持続可能な課題解決への取り組みが必要となっています。

 

・経営の観点で地域課題を

私たち、経営者は常に会社を存続さえることが出来るようにと活動をしています。その観点を地域課題へと向けることで、地域課題を解決しながらも営利活動を行うことができ、まさに持続可能な課題解決の取り組みを実施できると考えます。着目しやすい観点として、以下の3つのタイプがあります。

 

・未利用な地域資源3つのタイプ

「凡」・「負」・「棄」

「凡」は、平凡でどこにてもあるもの。身近な生物や自然、エネルギーなど。竹林や空き家。

「負」は、利用しにくい、迷惑、イメージが悪いこと。豪雪や、遠隔地域、迷惑施設、汚染土壌など。

「棄」は、かつては利用されていたが、廃れた、見捨てられたことであり、里山や棚田、伝統工芸、廃校など。

 

・三田牛の減少

三田が誇る三田牛は、年間200頭の生産です。年々減少しており5年前の半分以下です。コロナ禍、経営難、担い手不足など原因は様々ですが、私はこれまで価値がないものと見られていた三田牛の革に着目しました。かつては、産業廃棄物として処理されていました。これを買い取りレザー製品へ。そして三田市の新たな名産として、三田牛を育てる生産者の少しでもの負担軽減に、そして、こんな素晴らしい牛を育てているという誇りをさらに高めるためにと活動を開始しました。

3年面となりますが、お陰様でテレビやネットニュースでも取り上げて頂き、三田市のふるさと納税返礼品にも登録頂けました。

まちへの貢献は社業で利益をだし納税するだけでなく、直接的に課題解決をして、尚且つ持続的に継続して事業活動を続けることが出来ることでも、まちへの貢献が可能です。

 

・まちを元気にする人たちが増えること。そんな人たちが多く暮らすまちは、

明るいと私は信じています。