顔料仕上げ
革の染め方には、染料仕上げと顔料仕上げがあります。
もうすでに良くわかってることかと思いますが、
染料仕上げは革に染料を染み込ませて定着させたもの。
顔料仕上げは、革の表面に接着成分が含ませてくっつけたものとなります。
染料仕上げは、革の表面のシボやキズなどはそのまま残りますが、顔料仕上げはキズも隠せて
綺麗な仕上がりになります。一見するとな合皮と見分けつかない場合もあります。
顔料仕上げ製品の見分け
顔料は染み込ませてないので、革の表面に色がついて、裏面には色がはいってません。
グレーか、薄い青色をしていることが多いです。
また、表面に傷がいって、しろっぽくなったら顔料仕上げです。
染料はしみこんでいるので、キズがついても中にしみこんだ色がでてくるだけです。
顔料仕上げ製品のメンテナンス
基本的に顔料仕上げのものは油分、乳液をいれても表面ではじかれるのでしなくてもいいです。
靴など肌にふれないものはワックスやロウで艶をだすことはありますが。
汚れがついても表面に付着しているだけが多くわりと簡単にとれます。
日常使いであれば、おおくは人の皮脂などの汚れがおおいので、
油脂をとるアルコール成分をつけて軽くこすると、くろずみなどは取れていきます。
ただし、強いアルコール成分ですと、顔料までとって色はげすることがありますので、
目立たないところでテストしてから行うといいでしょう。
動画公開します。