染料染めと顔料染め

染料染めと顔料染め

革の違いとは?

レザー製品の色の染め方ってバラバラなんです。

レザー製品の色って、ものすごく種類も多くてどれを買おうか悩みますよね!

実はレザーの染め方って大きく2通りあって

染め方によって全然経年変化が違うんです。

経年とともに味がでてくる

これぞ革の特徴。キレイナな白っぽいベージュが、経年とともに飴色になってくる。色がなじんで、どんどん変化してくる。それが染料染め。

経年してもあまり変化がない

使っても使っても、あまり色の変化がでない。元の色に近い状態が続く。

それが顔料染め。

革に染み込ませて染める→染料染め

革の表面に染料をのせる→顔料染め

好みに合わせて購入しよう

革の色の変化こそが革だ!という価値観と、いつまでも綺麗な色でいてもらいたいという

価値観で別れます。

自分の成長に合わせて、もっているレザーの色もかわっていく。付いた傷も可愛さだだと思う方は

染料染めレザーを。

いつまでも綺麗な色で、メンテナンスも楽で、万が一な時も、染め直しが可能で長ーく付き合うことをしたいという方は、

顔料染めレザーを。

ショルダー&ハンドバックにもなる新商品の販売を開始いたしました。

 

詳しくは下記から

https://timeline-media.jp/projects/26

レザーの洗濯方法

 

色落ちしないか確認

まず、レザーを洗えない要因、洗うことで起こりえるリスクですが、

・色落ち 色泣き

・型崩れ ちぢみ

が考えられます。

まずは洗うまえに、ふきんなどに水を含ませて皮革部分をふき取ります。目立たないところで。

そこで色が布巾に付着すると色泣きや色落ちする危険があります。

色落ちしたらまた染めるなどすれば問題ないのですが、

革×キャンパスなどの異素材で出来ているカバン。バレンシアガなどに多い組み合わせです。

水に濡れて革からキャンパスに色が移る色泣きが起こります。

それは要注意です。洗わない方がいいでしょう。

型崩れ防止

型崩れに関しては急速に乾燥すると縮みが起こります。

自然乾燥をさせます。

そして、乾かす際に、レザーローションやレザーオイルを革にいれてから乾燥させます。

また、カバンなどはタオルを中に詰めて型崩れしないようにします。

洗剤

レザーの汚れの程度によって使い分けるのですが、基本的には酸性の洗剤を使用します。

レザーなどの動物性繊維はアルカリ性に弱く脆化(ぜいか)といって繊維が分解されてしまいます。

なので酸性洗剤を使用します。

家庭用のシャンプーとかは酸性が多いです。

また、よごれがあまりなく、においなどが気になるようでしたら、

リンス(油分が多い)をぬるま湯に溶かして、すすぎ洗いをする程度で充分です。

 

レザースニーカーのメンテナンス方法

レザースニーカーメンテナンス

レザースニーカーは色んなブランドから展開されています。

メジャーなのはアディダスのスタンスミスシリーズでしょうか。

その他にもハイブランド中心に販売されています。

中でもトレンドのホワイトシューズが売れ筋で、当社でもホワイトシューズのクリーニングの

お問合せを多く頂いております。

まずは、油汚れおとし

汚れには種類があります。

油溶性汚れ・・・皮脂や、機会油など

水溶性汚れ・・・汗、飲み物

不溶性汚れ・・・どろ、すみ

色素変化・・・黄変など

 

このいくつもの汚れが一塊になって衣類や靴につきます。

カレーは、油溶性、水溶性、色素がありますね。

汚れがつくと、その相により分離します。

一番表面に油溶性汚れがあります。油汚れです。

クリーニングする上で、この一番表面にでている汚れを取ってから、そのつぎにくる汚れを順番にとっていきます。

靴の汚れは、主に機会油による汚れが多いです。車の往来で空中に飛散し、地面に機会油が落ちてきます。

ソールが黒くなるのは油汚れです。

ですので、その油汚れをとると、大体はキレイになります。

中性洗剤

その油汚れをとるのには、肌にも安全な中性の洗剤を使用します。

食器洗い洗剤です。

ママレモンとか、油汚れにーJOY

的なものです。

布巾にとってもらい汚れをこすると良いでしょう。

そして、荒治療もあります。

それは、ベンゼン系のアルコール液です。

ネイルの除光液ですね。100均でも販売されてます。

あれは、油汚れをとるには抜群です。

ただ、手荒れするので注意です。

ミッドソールのくろずみをとるのは抜群ですので、お試しください。

顔料仕上げの製品のメンテナンス

顔料仕上げ

革の染め方には、染料仕上げと顔料仕上げがあります。

もうすでに良くわかってることかと思いますが、

染料仕上げは革に染料を染み込ませて定着させたもの。

顔料仕上げは、革の表面に接着成分が含ませてくっつけたものとなります。

染料仕上げは、革の表面のシボやキズなどはそのまま残りますが、顔料仕上げはキズも隠せて

綺麗な仕上がりになります。一見するとな合皮と見分けつかない場合もあります。

顔料仕上げ製品の見分け

顔料は染み込ませてないので、革の表面に色がついて、裏面には色がはいってません。

グレーか、薄い青色をしていることが多いです。

また、表面に傷がいって、しろっぽくなったら顔料仕上げです。

染料はしみこんでいるので、キズがついても中にしみこんだ色がでてくるだけです。

顔料仕上げ製品のメンテナンス

基本的に顔料仕上げのものは油分、乳液をいれても表面ではじかれるのでしなくてもいいです。

靴など肌にふれないものはワックスやロウで艶をだすことはありますが。

汚れがついても表面に付着しているだけが多くわりと簡単にとれます。

日常使いであれば、おおくは人の皮脂などの汚れがおおいので、

油脂をとるアルコール成分をつけて軽くこすると、くろずみなどは取れていきます。

ただし、強いアルコール成分ですと、顔料までとって色はげすることがありますので、

目立たないところでテストしてから行うといいでしょう。

動画公開します。

レザーケア

革製品のお手入れについて

基本知識

革の鞣し方について

タンニンなめし

植物性由来のタンニンに皮を漬け込む製法で、ミモザやオークなどの植物から抽出されたタンニンが使われています。漬け込む製法は数ヶ月という長い時間と手間がかかりますが、革に負担をかけずじっくりと浸透させるため、堅牢で使い込むごとに柔らかくしなやかな革本来の風合いを味わえます。

クロムなめし

クロム化合物をドラムと呼ばれる専用の機械に投入し浸透させます。仕上がるまで1日程度と時間がかからない製法なので、戦後は多くのタンナーがクロムなめしに切り替えたと言います。柔らかく頑丈な素材に仕上がり、経年変化が少なく、定期的なメンテナンスの必要も無いため、車のシートやソファなどに多く使われます。

コンビネーションなめし

タンニンなめしとクロムなめしの両工程を行い、両者の特徴を取り入れた製法です。クロムなめしを行なった後、タンニンを加えて鞣します。タンニン鞣しのように経年変化を楽しむことができ、且つクロム鞣しのような強さと柔らかさを持ち合わせ革に仕上がります。野球のグローブなどに使われています。