三田青年会議所様よりご依頼頂き、三田レザーでレザーボタントレイ(小物置き)をオリジナル刻印入りで制作させて頂きました。
ノベルティなど海外製でかなり安価で制作できる企業と比較すると高価とはなりますが、
サステナブルなレザーを使用した、背景、ストーリーのある革小物を制作することが出来ます。
ご予算に応じて、制作するアイテム、数量、大きさ、刻印種類などご相談させて頂きますので、
お気軽にお問合せくださいませ。
三田青年会議所様よりご依頼頂き、三田レザーでレザーボタントレイ(小物置き)をオリジナル刻印入りで制作させて頂きました。
ノベルティなど海外製でかなり安価で制作できる企業と比較すると高価とはなりますが、
サステナブルなレザーを使用した、背景、ストーリーのある革小物を制作することが出来ます。
ご予算に応じて、制作するアイテム、数量、大きさ、刻印種類などご相談させて頂きますので、
お気軽にお問合せくださいませ。
本革かと原皮など、レザーの事を
記載するのも漢字がわかれていますよね。
レザー産業で働いている方なら常識な
使い分けがあるのです。
皮と革。これは、レザー製品を作るときに
必ず行う、とある工程の前後で呼び方が
変わります。
それは、鞣し(なめし)工程
なめしをする前→皮
なめしをした後→革
なめしとは、まだ毛や脂肪が付いたままの原皮を、レザー製品に加工しやすいよう、施す作業で、姫路やたつの市は世界の鞣し工場
と言われるほど盛んな産業です。
石灰に漬けて、余分な毛や脂肪をとかし、大きなドラムで何回も何回も回転させながら、丈夫で、柔らかな革へと変化させます。
今回の取り組みは。
三田市のみならず、全国的にも課題とされている放置竹林問題。竹の繁殖能力は異常に早く、放っておくと木が生える場所を侵食していきます。
竹の根は地面から浅いところを広範囲に生えていきます。一方、木は地の深く下まで根をはります。そのため、大雨など荒れた天気がつづくと、竹林が多い山は土砂崩れなどさの災害のリスクが高くなります。
伐採して竹を使用すればいいのですが、繁殖がはやいので伐採が追い付かないことや、加工しても使用するニーズや、そもそも加工に手間がかかり過ぎて、結果厄介者として放置されてきました。
これは全国各地同じ状況かと思います。
そんな厄介者扱いの竹ですが、最近では竹に含まれる成分において抗菌性、抗ウイルス性、殺虫性、抗酸化性、健康増進効果など見出されており、高い付加価値を有した高度なナレッジが注目されています。
みなさんもご存知、整腸作用のある乳酸菌も多く含んでいるのです。
この厄介者の竹を使って、三田牛を守れないかと今回のプロジェクトを立ち上げました。
amazonnからでもご購入いただけるようショップを開きました。
下記からご覧くださいませ。
アマゾンシあまぞん
長財布で、カード、コイン、お札を入れれて
めちゃくちゃ薄いコンパクト長財布が完成しました!
カードは6枚入ります。
厚さは9ミリと薄く、カバンに入れてもかさ張らないので
クラッチバッグや流行りの小さ目のカバンにも邪魔にならず収納できます!
コイン収納もでき、機能としては十分です。
横は195ミリ、たては90ミリの大きさ。
レザーの洗濯方法
まず、レザーを洗えない要因、洗うことで起こりえるリスクですが、
・色落ち 色泣き
・型崩れ ちぢみ
が考えられます。
まずは洗うまえに、ふきんなどに水を含ませて皮革部分をふき取ります。目立たないところで。
そこで色が布巾に付着すると色泣きや色落ちする危険があります。
色落ちしたらまた染めるなどすれば問題ないのですが、
革×キャンパスなどの異素材で出来ているカバン。バレンシアガなどに多い組み合わせです。
水に濡れて革からキャンパスに色が移る色泣きが起こります。
それは要注意です。洗わない方がいいでしょう。
型崩れに関しては急速に乾燥すると縮みが起こります。
自然乾燥をさせます。
そして、乾かす際に、レザーローションやレザーオイルを革にいれてから乾燥させます。
また、カバンなどはタオルを中に詰めて型崩れしないようにします。
レザーの汚れの程度によって使い分けるのですが、基本的には酸性の洗剤を使用します。
レザーなどの動物性繊維はアルカリ性に弱く脆化(ぜいか)といって繊維が分解されてしまいます。
なので酸性洗剤を使用します。
家庭用のシャンプーとかは酸性が多いです。
また、よごれがあまりなく、においなどが気になるようでしたら、
リンス(油分が多い)をぬるま湯に溶かして、すすぎ洗いをする程度で充分です。
お財布にもなるカードケースです。
お札は折りたたんで収納、コインはジップ付の内袋の中に収納、
あとは、カードを3枚から収納できます!
コインを持ち歩かない方は、ジップ無を選択することができます。
どうのようなシーンで使用してもらいたいかというと、
普段使いは勿論なのですが、
アウトドアシーンです!!
私はよくスキーに行くのですが、大きなお財布だとポケットに入らなくて邪魔です。そして重たくて、バランスがくずれてキレイいに滑れないなと思っていました。
雪山で使うお金はランチとドリンクのみなのでそんなに多くはいらないし、万が一のカードと保険証が
あれば十分です。
なので、薄くて小さくて、ポケットに入って持ち歩ける程度の財布が重宝します。
キャンプ場などでも、カバンを持ち歩くこては少なくて、テントの中にカバンに入れて財布を置いて居たりしますが、正直防犯上すこし怖いかなと。。。
なのでポケットに収納できて持ち運びできたら便利で盗難のおそれもないですよね!
防水撥水加工もしているこの商品を、是非アウトドアシーンでご利用ください。
商品化は何とか目途がついたけど、販路をどうしたらいいのか。。。
今回の趣旨(地域おこし)を考えて、通常のショッピングサイトだけではなく、もっと違った経路で
ユーザー様に届いたらいいなと考えておりました。
そこで、一つ目にふるさと納税の返礼品に登録をしました。
簡単に申請できるのか不安でしたが、窓口の担当者の方に伺い、趣旨の説明、三田市のモノを利用しての
商品なので問題なく登録できるであろうとのことで、
申請書類1枚と宣材写真の提供をして、1週間程すると、三田市長からの許可がおりた書類がとどきました。
案外簡単に、ふるさと納税の返礼品に登録できるんだなと感じました。
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/28219/5205112
ふるさと納税の返礼品に登録して1か月ほどで最初のオーダーをいただき、その後ぽつぽつと
オーダーを頂くようになりました。
やはり年末調整のタイミングでは一気にオーダー頂き、全然しられていないブランドなのに
販売に至ることが出来てよかったです。
ふるさと納税で購入された後は、専用のシステムを使って顧客情報をもとに製品の発送を致します。
請求書の簡単にWEB上で発行できて誰でも簡単に受注管理ができます。
地域のものをサービス提供されている方は絶対に使うべきシステムです。
登録も簡単なのでおすすめです。
そして、返礼品が増えることでその地域の活性化につながるので、そういった方々が増えることを
期待ます。
剥いだレザーの仕入れから、鞣し工程(姫路)を経て、皮から革へ辿る工程は、三田食肉公社の中田さんのお陰で出来るようになりました。つぎは製品化する作者探しです。
自営業のクリーニングでは鞄のクリーニングと修理をしているのですが、修理はもともと提携しているお直し工場にお願いしていました。稀にそこでも対応できない案件が来るのですが、その時にお願いしていたのが、八景中学、篠山鳳鳴高校で同級生だった亀川さんです。
ハンドメイドバッグの作者で主にオーダー品の販売や、ブティックに卸している方で、難しい修理案件も対応してくれる心強い方です。
三田レザー製品化の話も快諾頂きサンプル作りから積極的に参画いただきました。
まず、三田レザーの特徴としては、
三田市は近畿のシベリアと呼ばれる程、冬場の冷え込みは強く近畿地区では中部にあたる三田ですが豊岡などの北部のまちよりも冷え込みが強くなるほどです。
夏場は盆地特有の暑さもあり、この寒暖差が三田牛の美味しさにもつながってくるのですが、
冬場の厳しい気候から身をまもるために牛の表皮は薄くなり、毛穴の密度が高くなり繊維質が高まります。
したがって薄くても丈夫という特徴をもちます。
その薄くても丈夫という性質を用いた製品を作成していくことにしました。
まずは身近なモノからと財布作りをはじめていき、出来てきたのが、
二つ折りにこの財布です。
コンパクトで手のひらに収まる大きさです。お札カードコインが入り、
きめ細かくなっており手入れすればするほど艶感がでてきます。
小さいながらも高級感がでていると思います。
三田レザーの特徴がでているなと思います。
1年半ほど前の2020年10月ごろ、所属している一般社団法人三田青年会議所で、専務理事職を請け負った際、当時の理事長の中田英一さんと車移動をしているときに、何気ない会話からスタートしました。
青年会議所の理事長と専務は野球でいう投手と捕手、店舗でいう店長とマネジャー、
夫婦の間柄に近く、家族とすごすより長い時間を共有する変な間柄となります。なのでこれからの夢や野望などを語る機会が多くなります。
僕はもともとクリーニング業を継ぐために5年ほど前に、大手のスポーツ用品店を退職し三田へ戻ってきました。三田市は1980年代のニュータウン開発で急激に人口が増加し10年連続人口増加率全国1位をとり、賑わいとともに発展してきました。しかし、現在はその反動ともいえる少子化をともなう高齢化社会を迎え入れます。それも全国でも稀な速度で。。。
そんな中、私の実家は明治創業のクリーニング店。老舗とまわりには言われていますが、毎日朝から晩まで必死に父と母は働いています。
クリーニングの市場規模は年々縮小し、いっとくは1000億市場が、コロナの影響もあり300億規模に。家業も三田市の発展とともに1980年代に急成長し、いまは年々厳しい経営状況となっています。また、大手の参入もあり、値段も大手にあわせていたので、いつもくたびれ儲けです。
わたしが帰郷した際に、大手にはできない何か特色をつけなければと考え、その時に全国でも取り扱いが少ないレザー製品のクリーニングが出来るようにと勉強と実践を重ねました。
いまでは全国各地からご依頼がくるようにまでなりました。
家業を続けているなかで、やはり、このまま続けていてもいつかは衰退してしまうとも思っていました。三田市自体が元気にならないと会社も戻らないなと考えました。
なにかまちおこしになるもはないかなと、クリーニングの配達中に毎日考えていたときに、
自分の経験(レザークリーニング)と、三田市には全国に誇るブランド牛三田牛があることから、その革を使ってブランドをつくり、三田市を盛り上げていけるのでは?!と行きつきました。
とはいっても、三田牛の革なんかの入手方法もわからないし、ましてや剥いだ皮をなめして革にする伝手もないし、できないだろうなーと半ばあきらめながらも心に持っていました。
そんなレザー製品をつくる夢をもっていました。そんな時、三田青年会議所で専務理事をすることとなり、当時の理事長の中田英一さんと車移動をしているときに、会社の事なども相談していて、そこから将来の展望についての話をしていたのですが、
三田牛の革でレザーを作りたいんすよねー
と、何気なく言ったら
え?それ出来るで
とまさかの返答。
中田さんは、三田食肉公社の当時顧問を務めておられたようで、全然知らなかった僕は驚きと喜びを持った記憶があります。
中田さんから三田牛についての知識をたくさん教えて頂きました。生産農家さんの家にもお邪魔しました。
農家さんが高齢化して継承者が少ないこと。経営的な観点で三田牛ではなく神戸牛をそだてることに切り替えたとこ。その他の要因もあり、年間200頭の生産しか現在はありません。3年前は500頭。
地域の誇りが消滅する危機をむかえていました。
三田牛は三田市民なら誰もが地域の名産とこたえるほど、市民の誇りともなっています。
そんな地域の誇りをまもるためにも、活用されていなかった革をブランド化し、少しでも高値で
牛が売り買いされ、また、手塩にかけた牛の革を、レザー製品として一生大事に使って頂くためにも、
絶対に製品化し、広めていこうと決めました。